『ドリフターズ』(ヤングキングアワーズ)

『ドリフターズ』。ヤングキングアワーズに連載中の、平野耕太先生による青年漫画です。

平野耕太先生といえば、代表作はアニメにもなった『HELLSING』が有名ですが、『ドリフターズ』も一筋縄ではいきません。

導入部をさらりと申しますと、

関ヶ原の戦いの最中、手傷を追った島津豊久は山中を徘徊していたところ、いきなりドアの並んだ廊下のような場所に出る。そこにはひとりの男性がおり、彼が書類にサインした瞬間、豊久はドアに吸い込まれる。

気を失っていた彼が目覚めると廃墟におり、そこにはとうの昔に死んだはずの織田信長と那須与一がいた。しかも、この世界はエルフやドワーフがいる異世界で、豊久のような存在は「漂流者(ドリフターズ)」と呼ばれているという。わけもわからぬまま、豊久は戦人の血の赴くままに、迫害されていたエルフの街を蜂起させるのだが……

という感じなのですが、その前に。

この漫画は、切ったはったが苦手な方は読んではいけないと思います。

血飛沫飛びます。首飛びます。胴体まっぷたつです。

しかし、その見せゴマが、すごい!これぞヒラコー先生の真骨頂!といった迫力です。

また、台詞もいちいちすごい。そして物語もまたすごい。

すごいすごいとしか言えないのか、と怒られそうですが、ヒラコー作品を読んだことのある方ならわかると思います。そして読んだことのない方は、勿体ないから読め、そしたらすごいとしか言えなくなるから!と言いたくなります。

「十月機関(オクト)」という導師結社が「漂流者(ドリフターズ)」を保護してまわっており、亜人の軍勢を率いる黒王たち「廃棄物(エンズ)」と最終的に戦うことに……きっと……なる、のかな?と、ヒラコー先生がヒラコー先生であるがゆえにばっさり言い切ってしまうことができないのですが、登場人物からして、まず織田信長と那須与一がいる時点でワクワク感満載なのですが、ハンニバル・バルカ!スキピオ・アフリカヌス!ワイルドバンチ強盗団!生死不明の偉人となったらなんでもありなのです。歴史上のそんな彼らが、ヒラコー先生の手によって再び命を与えられて喋る!動く!考える!

はちゃめちゃなのはわかっています。それでも、これは本当にすごい。

まだ連載が始まってさほど経っていないので、どんな展開をみせてくれるのかドキドキワクワクです。